A4封筒はポストのどっち?定形外や速達の迷いを完全解決
大切な書類を入れたA4サイズの封筒をいざ送ろうとしたとき、目の前にある赤い郵便ポストの投函口が左右に分かれていて、どっちに入れればいいのか迷ってしまった経験はありませんか。履歴書や契約書などの重要な書類だと、定形外郵便になるのか普通郵便でいいのか、切手の料金はいくら必要なのか、さらにはコンビニのポストでも問題なく届くのかなど、色々と不安になってしまうかもですね。ポストの左右の使い分けには、郵便局の高度な物流・仕分けシステムに関わる明確なルールと理由が存在しているんですよ。このルールをしっかり理解しておけば、もう投函口の前で立ち止まることはなくなりますし、大切な郵便物をより早く確実にお相手へ届けることができるようになります。
- ポストの投函口が左右に分かれている本当の理由と仕組み
- 書類の折り方や厚みで変わる定形郵便と定形外郵便の違い
- 目的や重視するポイント別の最適なA4書類の送り方
- 切手の位置や料金不足など投函時に失敗しないための注意点
A4封筒はポストのどっちに投函すべきか基礎知識
街中でよく見かける赤い郵便ポストですが、なぜあのように投函口が二つに分かれているのか、普段あまり深く考える機会はないかもしれませんね。実はあの構造、ただなんとなく分けられているわけではなく、日本の郵便インフラを支える非常に合理的な理由があるんです。まずは、A4サイズの封筒を投函する前に知っておきたい、ポストの構造と郵便局のシステムの基礎知識について一緒に見ていきましょう。
ポストの投函口が左右に分かれている理由
の前で、どちらに入れればいいか迷っている.jpg)
日本の街頭に設置されている、最も一般的な「郵便差出箱13号」や「14号」といった大型の郵便ポストは、投函口が左右に分かれているのが基本の形となっています。この二口タイプの設計思想は、日本郵便が追求している「郵便物の処理効率の最大化」という目的に直結しているんですよ。
具体的に言うと、郵便局内に設置されている高速で郵便物を処理する機械(取揃消印機など)で一気に自動処理できるものと、サイズや形状の理由から手作業による特殊な選別が必要なものを、利用者が投函する最初の段階で分けてもらうための物理的なインターフェースなんです。つまり、ポストは単なる「手紙を集める箱」ではなく、物流システムにおける重要な「一次選別機」としての役割を担っているということですね。
私たちが投函時に「左右どちらに入れるべきか」を正しく判断して使い分けることは、郵便局内での仕分け作業のスムーズさにダイレクトに影響を与えます。この最初の選別が正確に行われることで、ハブとなる拠点郵便局で郵便物が停滞することなく、流れるようにそれぞれの配送ルートへと乗っていく仕組みになっているんですよ。
左側は手紙やはがきなどの定形郵便用
では、具体的に左側の投函口には何を入れるべきなのでしょうか。一般的に、ポストの左側は「手紙・はがき」といった通常郵便物を投函するための口として指定されています。条件としては、厚さが1cm以内に収まっている定形郵便物や、通常のはがき、ミニレターなどがここに該当します。
【自動処理を前提とした左側】
左側に投函された郵便物は、郵便局に集められた後、「自動取揃消印機」というハイテクな機械にかけられます。この機械は、バラバラの向きで入ってきた手紙の切手の位置を瞬時に自動検出し、正しい向きに揃えて消印を押し、さらに宛名情報をOCR(光学文字認識)で読み取って自動で仕分けを行ってくれるんです。
A4サイズの用紙であっても、三つ折りなどにして長形3号などの小さな封筒に入れ、厚みが1cm以内、重量が50g以内という「定形郵便」の規格に収まっていれば、迷わずこちらの左側の投函口に入れるのが正解です。機械処理に最も適したサイズと形だからこそ、左側に集約されているわけですね。
右側は大型郵便や速達などの定形外用
一方で、右側の投函口はどのような役割を持っているのでしょうか。こちらは主に「大型郵便物」や「速達」、その他「特殊取扱」の郵便物を投函するための口となっています。A4サイズの書類を折らずに入れる角形2号封筒(定形外郵便物)や、レターパック、ゆうパケット、さらには国際郵便などもこちらの右側に分類されます。
右側に入れられた郵便物は、左側のように定型化された機械で一律に処理することが難しいものが大半です。サイズが大きすぎたり、厚みがあったり、あるいは「速達」のように通常のルートとは別に優先的なハンドリング(人の手による迅速な仕分け)を必要とする郵便物が集められます。
そのため、A4用紙をクリアファイルに挟んで、そのまま大きな封筒(角形2号など)で送る場合は、「厚み」や「サイズ」の観点から機械処理のラインには乗らないため、必ず右側の投函口を利用しなければなりません。これをしっかり守ることで、郵便局員さんの負担を減らし、確実な配送をサポートできるんですよ。
地域や時期によるポスト表示ラベルの違い
ここまで「左は手紙、右は大型」と解説してきましたが、実はこれが日本全国どこでも100%同じというわけではないのが面白いところであり、少し注意が必要な点でもあります。ポストの左右の役割は、固定されたものではなく、ポストの前面に貼られているラベルによって定義されています。
大半のポストは前述のルール通りですが、地域や設置場所によっては、左側が「市内(同一集配エリア)」、右側が「市外(その他の地域)」と届け先で分けられているケースも存在します。また、年末の年賀状シーズンになると、片方が「年賀状専用」に一時的に運用が変更されるのは皆様もよくご存知かと思います。
ですので、「いつも左に入れているから」と無意識に投函するのではなく、迷ったときの最終的な判断基準は、常に目の前のポストに掲示されている「ラベルの表示」に従うことが鉄則です。一秒だけラベルを確認する余裕を持つことが、最も確実な誤配防止策かなと思います。
投函口を間違えてしまった場合のリスク
「うっかり定形外郵便を左側に入れてしまった」「普通の封筒を右側に入れちゃったかも」と、投函した直後にハッとした経験がある方もいるかもしれません。結論から言ってしまうと、左右を間違えたからといって郵便物が相手に届かなくなったり、破棄されたりすることはありませんので、まずはご安心ください。
【間違えた場合のリスク】
郵便物は最終的に宛先へ届きますが、郵便局内での作業負荷が増え、本来乗るはずだった処理ライン(機械処理や速達の優先処理など)に乗るのが遅れてしまう可能性があります。
郵便局員さんは、ポストから回収した郵便物を局内で再度チェックし、選別し直す工程を踏んでくれています。しかし、例えば「速達」を左側の普通郵便の口に入れてしまった場合、機械にかけられて消印を押される段階まで速達の赤いマークが視認されず、優先順位が下がって配達が遅延してしまうリスクは否定できません。お互いの時間と労力を節約するためにも、やはり正しい投函口を選ぶことがマナーと言えますね。
A4封筒をポストのどっちに入れるか決める選び方
A4サイズの書類を送ると一口に言っても、その送り方によって封筒のサイズがかわり、結果としてポストのどちらの口に入れるべきかが決まってきます。ここでは、書類の折り方や重量、そして2024年の最新の郵便料金など、投函口を選ぶ前に確認しておきたい具体的な基準やチェックポイントについて詳しく解説していきますね。
書類を三つ折りにするか折らずに送るか

A4サイズの書類を郵送する場合、まず最初に決めなければならないのが「書類を折って送るか、折らずに送るか」という点です。これが封筒のサイズを決定し、ひいては郵便物の法的な区分(定形か定形外か)を決める最も基礎的な選択となります。
一般的なビジネス文書や請求書などを送る場合、A4用紙(210mm × 297mm)を三つ折りにして、長形3号封筒(120mm × 235mm)に封入するのがポピュラーな方法です。この方法であれば「定形郵便物」に該当するため、ポストの左側の投函口に入れることになります。
一方、履歴書や重要な契約書、写真など、折り目をつけることがマナー違反になったり、内容物の品質を損なう恐れがある場合は、折らずにそのまま入る角形2号や角A4といった大きな封筒を使用します。この場合はサイズが規格を超えるため「定形外郵便物」となり、右側の投函口を使用するのがルールとなります。
定形と定形外の境界線となる規格の確認
投函口を正しく選ぶためには、「定形郵便」と「定形外郵便」の境界線を正確に知っておく必要があります。日本郵便が定めている定形郵便の最大寸法は「長さ23.5cm以内、幅12.0cm以内、厚さ1.0cm以内」です。重さは50gまでと規定されています(出典:日本郵便公式サイト『定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さについて』)。
長形3号の封筒(12cm × 23.5cm)は、まさにこの定形サイズの最大値ピッタリに作られているため、少しでも厚みが出ると規格外になってしまうので注意が必要です。書類の枚数が多い場合や、少し厚めのパンフレットなどを入れたことで厚さが1cmを超えてしまった場合は、長形3号の封筒であっても「定形外郵便」扱いとなり、料金も高くなりますし、入れるポストの口も右側に変わります。
A4を折らずに入れる角形2号(24cm × 33.2cm)は、最初から定形の寸法を大きくオーバーしているため、厚さに関わらず一律に「定形外郵便物(規格内)」として分類されます。この境界線を意識するだけで、迷うことはグッと減るはずですよ。
最新郵便料金と総重量のシミュレーション
郵便物をポストに投函する際、もう一つ絶対に間違えてはいけないのが「切手の料金」ですよね。特に2024年10月1日の郵便料金改定により、料金体系が大きく変化したため、重量の管理がこれまで以上に経済性に直結するようになりました(出典:日本郵便公式サイト『2024年10月1日(火)から郵便料金が変わりました』)。
| 重量区分 | 定形郵便(三つ折り・長形3号など) | 定形外郵便・規格内(折らず・角形2号など) |
|---|---|---|
| 50g以内 | 110円 | 140円 |
| 100g以内 | ― | 180円 |
| 150g以内 | ― | 270円 |
特筆すべきは、定形郵便の重量区分が統合され、50g以内であれば一律110円になった点です。定形外郵便(規格内)は50gを境に140円から180円に跳ね上がるため、ギリギリのラインを狙う際は注意が必要です。例えば、履歴書(A4見開き2枚分で約10g)、角形2号封筒(約18g)、クリアファイル(約26g)を合わせると総重量は約54gとなり、50gを超過するため必要な切手は180円になります。クリアファイルを省けば140円で済みますが、ここは悩ましいところですね。
【※ご注意】
記載している料金は2024年10月時点のものです。郵便料金や規定は変更される可能性があるため、実際に投函される際は必ず日本郵便の公式サイトで最新情報をご確認ください。
封筒サイズと投函口の物理的な適合性確認
意外と見落としがちなのが、ポストの投函口の物理的なサイズと、送ろうとしている封筒のサイズの適合性です。近年、フリマアプリなどのEコマース荷物の増加に対応するため、街頭の新型ポストの投函口は拡大傾向にあり、厚さ3.4cm〜4.0cm、幅24cm〜29cm程度の開口部を持つものが増えています。
角形2号封筒の幅は24cmですので、これらの新しいタイプのポストであれば、横向きでも縦向きでも比較的スムーズに投函することが可能です。しかし、古いタイプの小型ポストや、住宅街の細い道にある一口タイプのポストなどは投入口が狭く作られていることが多く、角形2号封筒が引っかかってしまうことがあります。
もし投函口にスムーズに入らない場合、無理に押し込むことは絶対にやめましょう。封筒が破れたり、中で書類が折れ曲がってしまうだけでなく、他の郵便物を傷つけてしまうリスクもあります。物理的に入らない場合は、面倒でも郵便局の窓口へ持ち込むのが、大切な書類を守るための最善の選択ですよ。
受け手への礼儀やビジネス上のマナー考慮
ポストの左右の使い分けだけでなく、A4書類をどうやって封筒に入れて送るかという選択には、受け取る相手への礼儀や「ホスピタリティ」も深く関わってきます。いくら安く送れるからといって、すべて三つ折りにして小さな封筒に詰め込めばいいというわけではありません。
例えばビジネスシーンでは、三つ折りにした書類を封筒から出した際、最初に「拝啓」などの文頭が目に入るように、書類の書き出しが右上に来るように配置して封入するのが美しいマナーとされています。これは、相手がハサミで封を開け、書類を引き出したときの動作まで計算された心配りです。
また、履歴書や契約書などの重要書類は、そもそも「折らない」ことが最大の敬意表現となります。無理に折って文字が読みづらくなったり、写真が剥がれたりしては本末転倒ですよね。重要書類は角形2号に入れて、折れ防止のクリアファイルに挟み、180円かかっても美しく届ける。ビジネス上の定石として、このマナーはぜひ覚えておいて損はないかなと思います。
A4封筒はポストのどっち?タイプ別おすすめ送付法
に合わせて、最適なA4書類の発送方法を選んでいる.jpg)
基礎知識や料金について理解したところで、「結局、自分の場合はどの封筒を使って、ポストのどっちに入れればいいの?」と迷っている方に向けて、具体的なおすすめの方法をタイプ別にまとめました。目的に合わせて最適な選択肢を見つけてみてくださいね。
【コスパ重視の人】長形3号の定形郵便がおすすめ
請求書や納品書、ちょっとしたお知らせなど、重要度は高いけれど折り目がついても問題ない書類を、とにかく安く送りたいという方には、長形3号封筒を使った定形郵便が圧倒的におすすめです。
【長形3号のメリット】
・全国どこでも一律110円(50g以内)という安さ
・一般的なA4用紙を三つ折りにしてピッタリ収まる美しいサイズ感
・ポストの左側(定形郵便)に投函できるため、機械処理でスムーズに配送される
【注意点】
厚さが1cmを超えると定形外扱いとなり料金が上がるため、同封できる書類の枚数(目安としてコピー用紙5〜6枚程度まで)には限界があります。また、折り目がつくため公式な証明書などには不向きです。
日常的なビジネス上のやり取りであれば、この長形3号を常備しておけばまず間違いありません。書類の下3分の1を先に折り、次に上3分の1を折り重ねるという正しい三つ折りの手順を守れば、開いたときにも美しい印象を与えることができますよ。
【折れない人】角形2号の定形外郵便がおすすめ
就職活動や転職活動での履歴書、職務経歴書、あるいは重要な契約書、パンフレットなど、相手に美しい状態のまま「絶対に折らずに届けたい」という方には、角形2号(または角A4)を使った定形外郵便が最適です。
【角形2号のメリット】
・A4用紙を一切折らずに、そのままスッポリと美しく封入できる
・クリアファイルに入れて同封できるため、雨濡れや折れ曲がりへの耐性が高い
・ビジネスシーンにおいて「重要書類である」という格式をアピールできる
【注意点】
ポストの右側(定形外)に投函する必要があります。また、重量によって料金が細かく変動します。クリアファイル(約26g)と封筒(約18g)だけで約44gになるため、書類を数枚入れるとすぐに50g(140円)を超え、100g以内(180円)の料金帯になることが多いので切手額には注意が必要です。
多少のコスト増にはなりますが、受け取った相手に対する丁寧な姿勢を伝えるためには、この40円の差額は十分に見合う投資と言えるのではないでしょうか。
【追跡したい人】レターパックライトがおすすめ
「書類がちゃんと相手に届いたか不安」「いつ届くのか把握しておきたい」という、配送状況のトラッキングを重視する方には、日本郵便の「レターパックライト」が非常におすすめです。
【レターパックライトのメリット】
・専用封筒(430円)を買えば切手不要でそのまま送れる
・追跡番号がついているため、スマホやPCから配送状況をリアルタイムで確認可能
・厚紙で作られた専用封筒なので、普通の紙封筒よりも中身が折れにくい
【注意点】
投函はポストの右側(大型郵便)になります。厚さ3cm以内、重さ4kg以内という制限があります。また、相手の郵便受けに直接投函されるため、受領印やサインなどはもらえません。
フリマアプリでの書類や薄い商品の発送、あるいは絶対に紛失したくない重要な書類(ただし現金などは不可)を送る際など、追跡機能が精神的な安心感をもたらしてくれる心強いサービスですね。
【対面で渡す人】レターパックプラスがおすすめ
さらに確実性を求め、「絶対に相手の手元まで直接届けて、受け取ったサインをもらいたい」という高いセキュリティと確実性を求める方には、「レターパックプラス」を選ぶべきです。
【レターパックプラスのメリット】
・料金600円で、対面配達かつ受領印または署名をもらえるため確実性が極めて高い
・厚さ制限がない(専用封筒の封がきちんと閉まればOK)ので、分厚いカタログなども送れる
・追跡サービスももちろん標準装備
【注意点】
ポストに入る厚みであれば右側の投函口に入れられますが、中身を詰めすぎて厚みが出た場合はポストに入りません。その場合は無理に押し込まず、郵便局の窓口へ持ち込むか、集荷を依頼する必要があります。
レターパックライトとプラスは、赤い封筒と青い封筒で一目で見分けがつくようになっています。料金はかかりますが、速達並みのスピードで届くことも多いため、ビジネスの勝負所でもよく使われる信頼のサービスです。
【手軽さ重視の人】スマートレターがおすすめ
「追跡まではいらないけど、定形外の切手を計算するのは面倒」「A4を半分(A5サイズ)に折ってもいいから、手軽にパッと送りたい」という方には、「スマートレター」という選択肢もアリですよ。
【スマートレターのメリット】
・専用封筒が210円で買えて、全国一律料金。切手を貼る手間や重さを量る手間が不要
・A5サイズ(A4を二つ折り)がスッポリ入る手頃なサイズ感
・信書(手紙や請求書など)も問題なく同封できる
【注意点】
投函はポストの右側になります。厚さ2cm以内、重さ1kg以内という制限があります。また、レターパックと違い追跡サービスはついておらず、土日休日の配達もありません。
A4サイズのまま送ることはできませんが、「二つ折りなら許容範囲」というちょっとした書類や、小冊子、CDやDVDなどを送る際には、コンビニでサッと買ってそのままポストに入れられるこの手軽さは非常に魅力的です。
A4封筒をポストのどっちに入れる際の疑問と注意点

ポストの左右の選び方や、封筒の種類についてはバッチリ理解できたかと思います。最後は、実際に投函する際にやりがちなミスや、知っておくとちょっと鼻高々になれる豆知識、そしてトラブルを防ぐための最終的なリスク管理についてまとめておきますね。
切手を貼る正しい位置と複数枚貼るマナー
封筒に切手を貼る位置、なんとなく「左上」と思っていませんか?実はこれ、封筒の向きによって正しい位置が変わるんです。郵便物の体裁は、受取人への第一印象だけでなく、郵便局の機械をスムーズに動かすためのプロトコルでもあります。
縦書きの和封筒(長形3号、角形2号など)の場合は、「向かって左上の範囲(縦7.0cm × 横3.5cm以内)」に貼るのが万国共通のルールです。しかし、横書きの洋封筒の場合、切手は「向かって右上」に貼るのが正解なんです。なぜかというと、郵便局の消印機は郵便物をすべて「縦長」に揃えて読み込むからなんです。横書き封筒を時計回りに90度回転させて縦長にしたとき、右上に貼った切手はちょうど「左上」にくる計算になりますよね。このルールに背くと機械が切手を認識できず、手作業に回されて配送遅延の原因になってしまいます。
また、料金改定などで端数が出てしまい、複数枚の切手を貼る機会も増えましたが、ビジネスシーンでは「最大でも3枚程度」に抑えるのがマナーです。10円切手をベタベタとたくさん貼るのは「余り物で済ませた」というネガティブな印象を与えかねません。複数貼る場合は、縦に並べて一番金額の高い切手を上に貼ると、局員さんが金額を確認しやすくなるという親切な心配りになりますよ。
コンビニのポストを利用する際の法的制約
24時間いつでも投函できるローソンやミニストップなどのコンビニエンスストア店内にあるポスト。仕事帰りや夜間でも出せるので非常に便利ですが、利用するにあたって知っておくべき特有の制約があります。
まず、コンビニのポストは街頭のポストに比べて小型(投函口が厚さ約3.4cm×幅24cm程度)なので、分厚い荷物は入りません。そして最大の注意点が、「コンビニのレジでは、郵便物の重さを量ってもらえない」という点です。これは店員さんが不親切なのではなく、「計量法」という法律上の明確な理由があるからです。
郵便料金の算定に使う秤は、国が定めた厳しい検定に合格した特定計量器でなければなりません。コンビニのレジにある秤はそれに該当しないことが多く、さらにコンビニの店員さんは日本郵便の職員ではないため、郵便料金を「確定」させる法的権限を持っていないのです。万が一料金不足でトラブルになってもコンビニ側は責任を負えないため、「計測はお断り」という運用が徹底されています。コンビニポストを使う際は、自宅の秤でしっかり重さを量り、自分で切手を貼る「自己完結」が前提だと覚えておきましょう。
郵便物が料金不足だった場合の返送リスク
もしも切手の料金が不足したままポストに投函してしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。これは非常に恐ろしいリスクを孕んでいます。対応は主に二つのパターンに分かれます。
一つ目は「差出人への返送」です。郵便物がまだ配達エリアを出ていない初期段階であれば、差出人の住所に不足分を知らせる付箋が貼られて戻ってきます。この場合は不足分の切手を貼り足して再投函すれば済みますが、その分確実に到着は遅れてしまいます。
最も避けたいのが二つ目の「受取人による不足分支払い」です。すでに相手先の近くまで配送が進んでしまった場合、なんと受け取る側が不足分の料金を請求されてしまうことがあるのです。ビジネスの場で、履歴書を送った企業や、請求書を送った取引先に切手代を立て替えさせるなんて、社会人としての信用に関わる致命的なマナー違反ですよね。ギリギリの重量(例:49gなど)で不安な場合は、一つ上の区分の切手を貼るか、大人しく郵便局の窓口で計量してもらうのが、プロとしてのリスク管理かなと思います。
折曲厳禁の表記による効果と物理的な保護
A4のクリアファイルを入れた角形2号封筒の表面に、赤字で「折曲厳禁」と目立つように書くこと、よくやりますよね。でもこれ、実は郵便制度上は法的な強制力や特別な取り扱いを保証するものではないってご存知でしたか?
「折曲厳禁」という表記は、あくまで配達員さんに対する「お願い」という位置付けに過ぎません。郵便物は大量の荷物と一緒にカゴ車や袋に詰められて運ばれるため、どうしても他の重い郵便物の下敷きになってしまうタイミングがあり、赤字で書いただけでは物理的な曲がりを完全に防ぐことは不可能です。
真に折り曲げを防止して綺麗な状態を保ちたいのであれば、封筒の中に厚紙(台紙)を同封して物理的な剛性を高めるか、そもそも素材が硬い厚紙で作られているレターパックなどを使用するのが確実です。また、どうしても心配な場合は、対面手渡しとなる「簡易書留」などのオプションを付加することで、通常のポスト投函よりもはるかに丁寧な扱いを受けることが期待できます。
宛名面を上にして投函するべき機械的理由
最後に、ポストに封筒を落とすその瞬間の、ちょっとした心遣いについてお話しします。ポストに入れるとき、封筒の向きなんて気にしたことがない方も多いかもしれませんが、実は「宛名面(表面)を上にして、静かに投函する」のが推奨されているんです。
これには二つの理由があります。一つは機械処理への配慮です。郵便局でポストを開けたとき、宛名面が上を向いて揃っていると、局員さんがそのまま機械にセットしやすくなり、OCRでの読み取り工程への移行がスムーズになります。もう一つは、摩擦による破損の防止です。裏面を下にして滑らせるように入れることで、万が一ポストの中で他の郵便物の角などと擦れても、宛名や切手のある重要な表面が傷つくリスクを減らすことができるからです。
ほんの些細なことですが、こうした物流のシステムを理解して「潤滑油」となるような行動をとれると、なんだか少しカッコいいですよね。
A4封筒はポストのどっちが正解か最終まとめ
いかがでしたでしょうか。A4サイズの封筒をポストのどっちに入れるべきか、その基準や郵便の仕組みについて詳しく解説してきました。この記事のポイントを最後にもう一度おさらいしておきましょう。
【まとめと最適解】
・A4用紙を三つ折りにした「長形3号」なら左側(定形郵便)
・A4用紙を折らずに入れた「角形2号」なら右側(定形外郵便)
・レターパックや速達など、大きかったり特殊なものは右側
・迷った時はポストに貼られている「ラベルの指示」に従うのが絶対の正解
2024年の料金改定によって重量ごとの料金変動がシビアになったため、定形外郵便で送る際は特に重量チェックを怠らないようにしてください。また、重要な書類であれば、クリアファイルでの保護や、追跡機能のあるレターパックの活用なども積極的に検討してみてくださいね。
【免責事項】
※本記事で紹介している郵便料金やサービス内容、サイズ規定等は執筆時点での一般的な目安となります。法律や制度、料金体系は変動する可能性が高いため、実際に重要な書類を郵送される際は、必ず日本郵便の公式サイトで最新情報を確認するか、郵便局の窓口や専門家にご相談の上、ご自身の責任において最終的な判断を行ってください。
A4封筒はポストのどっちに入れればいいのかという疑問が解消され、皆様の大切な想いや書類が、相手の元へスムーズに、そして美しく届くお手伝いができたなら嬉しいです。次回ポストの前に立った時は、ぜひ自信を持って投函口を選んでみてくださいね!
